全力ママ

anuanua519のブログ

初めての出産体験記。

第一子サマーガール誕生までの道。後編

就寝して4時間後、生理痛のような腰の痛さで目が覚めてトイレへ。すると、あれ?下着が濡れてる、てかパンツも布団も!これは来た!?破水!?生理痛のような鈍痛も7分に1回くる。陣痛きたかも?すぐに病院へ電話し、陣痛タクシーで病院へ。

 

診察して、破水に間違いないとすぐ入院。さぁ、ここからが死闘の18時間のスタート。この時点では夫婦共に、4、5時間で終わるだろうの気持ち。助産師さんの腰マッサージが気持ち良くまだ笑えていた序盤。でも徐々に腰を打ち砕かれるような激痛と股関節の痛み、便意の催しが最大限にあるが力んではいけない←これが辛い、最後は腹痛とお腹の張りがマックスでお腹が破裂しそうというか痙攣みたいのを起こし、自分の身体が壊れそうで爆発して死んでしまうのではないかと何度も死が頭をよぎりました。

陣痛がこんなにも辛いものなんて!最後の陣痛時は痛いーと何度叫んだことか!旦那さんがずっと「さっちゃん、違うよふぅーだよ」と優しく声かけてくれてました。その時は反応する余裕はなく、全て無視でしたが、、、笑。

ずっと一緒に呼吸法をやってくれ、腰マッサージもしてくれ、常にさっちゃん頑張ろ!あと少しだよ!と支えてくれた旦那様には本当に感謝。

 

辛過ぎて、帝王切開にしてください!と何度も助産師さんへ懇願。もちろん認められず。本当に無理、もう耐えられない、痛い!と何度叫んだことか!あれ以上の痛みを今後人生で味わう事はおそらくない!いや絶対にない!陣痛がくるたびにベッドの手すりにつかまり、強烈な痛みの陣痛から力みを逃し。ときには自分の髪が抜けてしまいそうなくらい髪を掴んでの力み逃し。正直、本当に本当に辛くて何度も途中で出産放棄したかった!

 

そして、子宮口が3センチから中々進まず、やっと9センチまで来たのが陣痛開始から17時間後。ちなみに私は時間を知るのが怖くて、一度も時計は見ず、時間は聞かず。正直、途中からこの出産に終わりはないと思っていた。一向に状況が変わらず、辛いだけ。もう私はこの痛みに耐えられない。死んでしまうのがこの出産のゴールなのかと本気で思った!

 

やっと、助産師さんから分娩室へ移動しましょうと言われ、瀕死のフラフラ状態で移動。

ここからあと1時間で終わりますよ。頑張りましょう!と言われたけど、本当に終わるの?1時間?この時の私はもうあと少し頑張りましょう!と言われても、頑張る気力はなかった。とにかくでも、この痛みが終わることだけを祈った。

 

そして、助産師さんから、力み方講座。

まず陣痛が来たら、息を吐き吸います。そして、フッと息を止めてそこから力む。出来る限り長く!この時、顔はまっすぐ!目はつぶらないでおへそを見る!瀕死ながらもこのレクチャーをしっかりと頭にいれ、やりきった!

力むのには自信があった。今までの力み逃しよりはかなり楽だった!

最初に3回練習して、次は横向き5回。息を止める時間が長くなるから、力み終わった後の息苦しさがあった。熱は常に37.5度以上。

でも、今までの陣痛時間よりはやや楽だったため、瀕死からかなり意識レベルは回復してた。

仰向け1回、横向き10回。ここまでで20回以上力んだが、出る気配なし。

助産師さん達がダメね、出ないね、先生呼びましょうと動き出した。女医さんが来て、入口狭いので切りますね。と、会陰切開となった。

麻酔の注射をしてからチョキン。陣痛の痛みが衝撃過ぎてこの処置はかゆい程度。

そのあと、なんか機械みたいなものでグリグリと出口を広げ、そして、次からは助産師さんがお腹を上から押して力みの手助け!

さぁ、あと5回で出すよ!と、ラスト5回を信じて、

渾身の力み!でも、1回目、2回目ともに失敗。あと、3回。3回目、もう少しで出そう!と。次でラストね!と。

 

絶対に出してやるぞ!って、力んだ!もう、この身体ごとどこか吹っ飛んでしまえ!ってくらい!

そして、遂に、、、

 

生ぬるい羊水がドバッと出たのを感じたと共に、赤ちゃんの姿が見えた!

やっと、終わった!本当にこのお産にはゴールがあったんだ!生まれた感動以上にあの壮絶な地獄の状況を切り抜けられた安堵感でいっぱいだったというより、放心状態で全く笑顔も出せなかった。

 

そして、赤ちゃんは最後出るときにへその緒が少し絡まった事もあり、すぐには泣かず、吸引したり少し処置してからやっと産声をあげた。

 

私はそのあとも、会陰切開した場所を縫うという痛みとまた戦っていた。陣痛の痛さが10だとしたら、この痛さは4〜5ぐらい。半分以下の痛みだから、耐えられたが、お産後の処理もまだ痛いのかよ!と突っ込みを入れたくなるぐらい!だった、、、本当に二度と自然分娩では産まないと誓った。

 

15分程度で会陰切開の縫い合わせが終わり、やっとゆっくり我が子とご対面。

そして、18時間ぶりに主人ともまともな会話ができた。

主人もヘトヘトだった。

18時間ずっと私の腰を押し続けた、主人の親指の爪は割れていた。それでも、私のため我が子のために一緒にお産に立ち会ってくれた旦那様には本当に感謝しかない。ありがとう。

 

この後、念願の第一子誕生を改めて喜び、病院から産声を録音できるアルバムをもらったが、録音に失敗する相変わらず抜けてる旦那に怒る私!と日常のやり取りができるほどに私の精神力は回復した。

 

今日はとにかく、母子共に生きてる!

これが何より!

生まれてきてくれてありがとう。

 

明日から我が子と主人との新しい人生がスタート。

明日からの毎日が今からワクワクです。

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